宅建の難易度は?

他の資格と比べて分かる、宅建の難易度

これまでの人生で、大学受験や高校入試の際によく目にしていたのは、偏差値や難易度といった試験のレベルを知るための数字です。
これを目安に、受験する学校を決めた経験がある人も多いことでしょう。
こらから挑む資格試験の場合には、このような目安は存在しているのでしょうか。
試験の難易度は、試験を行う機関が公式に発表しているわけではありません(大学入試の場合もそうでしょう)。測定方法がはっきりと決められているわけでもありませんので、どのような基準で試験の難しさをはかればよいのか、少し考えてみることにしました。
そこで、難易度をはかるために、以下のようなポイントをまとめてみました。

資格試験の難易度を知るポイント

  • 出題範囲に指定されている情報の量
  • 出題形式
  • 合格までに必要な学習時間
  • 合格率

出題範囲の情報量は、テキストのページ数などで比較することができます。出題形式は、決められた選択肢の中からひとつを選ぶ形式より、複数の選択肢から複数の言葉を選んで当てはめる形式のほうが難しいと思われますし、記述式や論述式の試験ならもっと難しいと判断できるでしょう。
学習時間や合格率の数字は、一般的に言われている時間や正式な合格率が出ていますのでそちらを参考にします。

以上のようなポイントを踏まえ、宅建試験の難易度を測定しようと思います。
そもそも難易度というのは、複数を比較しなければ意味の無いものですので、宅建のほかに、司法書士や行政書士などの法律系国家資格の中から人気の高いものをいくつかピックアップし、難易度を比較してみることにしました。
難易度は★の数で表わしていて、難しい資格ほど★の数が多くなっています。
最高ランクは5つ星で設定しました。

★★★★★(5つ星)
司法書士
合格には長い受験生活と強い覚悟が必要

合格率は毎年2~3%となっていて、合格に必要な学習時間は4000時間程度と言われています。会社員が仕事をしながら受験するのは難しいので、多くの人は資格スクールなどを利用しながら専業受験生となっているようです。

★★★(3つ星)
社会保険労務士
効率よく学習できれば、早い人で1年の学習期間で合格可能!?

合格の条件として、各科目に足きり点が設けられていることから、難易度は高めの設定となっています。苦手科目を作らないように広く浅く学習していけば、早い人なら1年程度の学習で取得できるそうです。
合格率は毎年10%以下で、合格に必要な平均時間は1000時間だと言われています。

★★(2つ星)
行政書士
集中できれば、1年以下の学習期間で取得できる!?

満点の6割という合格基準点を満たせば、誰でも合格できる試験ですが、合格率は10%以下となかなか難しい試験です。宅建と同様に、学歴や年齢を問わず受験できる人気の資格で、合格に必要な学習時間は600時間前後。

★(1つ星)
宅地建物取引主任者
出題されるポイントを抑えて学習すれば、半年で合格できるかも!

前述のように、不動産業界などではもはや不可欠となっている資格。合格のための平均学習時間は300時間前後といわれているそうです。
法律系の国家資格は、司法試験を筆頭に、難関試験が多いと言われていますので、この中では宅建が一番取得しやすい資格といえます。比較する相手が難関ばかりなので、宅建が簡単に見えてしまうかもしれませんが、法律系以外の国家試験や民間試験の合格率などと比較すると難しいことに変わりはありません。

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